神社参拝と御朱印を巡る・東京から電車の女子旅

静かなブームになっている「御朱印」。東京近郊の神社仏閣を訪ね、拝受した御朱印のご紹介と総合運、恋愛運、金運、仕事運、学業成就など、ご神徳・ご利益の情報をたくさん紹介していきます。

調布市の鎮守神・ゲゲゲの鬼太郎でおなじみの【布多天神社】/東京都調布市(調布)

布多天神社

こんにちは。
今回は、東京都調布市にあり、京王線の調布駅から徒歩5分に鎮座する、
布多天神社/ふだてんじんじゃをご紹介します。

7月上旬に調布に用事ができ、参拝をしてきました。
天気に恵まれ、暑い日でした。
しかし、異常気象といえる現在の気温よりは過ごしやすかったと記憶しています…

調布市と聞くと少し遠いかなと思ってしまいますが、
京王線の始発「新宿駅」から、特急に乗車して16分と意外と近いんですね。
「調布駅」は特急から各駅停車から急行まですべて停車します。
「調布駅」の一つ手前に「布田駅」があり、「布田駅」も調布市になるので関係性があるのかと調べてみました。

「布」の生産が盛んな土地であったことから、「布の田んぼ」という意味を込め、「布田」と名づけらた
Wikipediaより

ようです。関係あるのか、ないのかよくわかりませんでした。

「ゲゲゲの鬼太郎」ファンの聖地

幼い時によくみた、「ゲゲゲの鬼太郎」ですが、
著者の故水木しげる先生が調布市に住んでおり、調布市とゆかりが深いんですね。
「ゲゲゲの鬼太郎」・「水木しげる先生」のファンにとって、聖地の一つで有名です。

また、原作は「鬼太郎が住んでいるところが、布多天神社の裏に続く林」という設定です。
4月から始まった、「ゲゲゲの鬼太郎」も、日曜日の朝テレビで放映されていますが、
関係者が「布多天神社」で祈願の参拝を行ったということをネットで拝見しました。

アクセス

鎮座地:東京都調布市調布ヶ丘1-8-1
最寄駅:京王線 調布駅 徒歩5分

調布駅はいくつかの改札口がありますが「中央改札口」になります。
私は、駅周辺で迷子になってしまったため、Googleマップ等を使用がいいです。
位置的には「電気通信大学」の近くで、甲州街道を目指して歩きます。

天神通り商店街があり、途中鬼太郎をはじめとした妖怪達のモニュメントが多数あり、
探しながら行くのも楽しみの一つでした。

境内案内

鳥居

▼天神通り商店街を直進すると、目の前に鳥居と、茂った森が目に入ります。
布多天神社

手舎水/ちょうずや・てしゃみず

▼参拝前にしっかり身を浄めました。

拝殿

▼こちらが拝殿になります。
参拝日は平日ということもあり、参拝客は多くなかったのですが、
とは言っても参拝が終わったら一人、また一人と参拝に訪れている方がいました。
布多天神社

茅の輪(かやのわ)

▼7月上旬だったからでしょうか。「茅の輪」がありました。

撫牛(なでうし)

▼菅原道真公を祀る神社といえば「撫牛(なでうし)」ですよね。
当時、胃がシクシク痛かったのでお腹と、頭が良くなりますように
頭を撫でてきました。

ご神木

▼とても歴史あるご神木、保存のための寄付金もありました。

ご由緒

布多天神社の創建は余りに古く定かではないが、
延長5年(927年)に制定された「延喜式(えんぎしき)」に
その名を連ねる多摩地方有数の古社である。
社伝によれば、第11代垂仁天皇の御代(みよ)の創建という。
(引用:布多天神社より頂いたご案内より)

927年とは平安時代中期なのですが、その時代に制定された
「延喜式」に名があったとうことなので、とても歴史のある神社です。
第11代垂仁天皇の治世はいつの時代なのだろうか。
飛鳥時代の「天智天皇」は第38代天皇とのことなので、
縄文時代、弥生時代なのだろうか???

「延喜式(えんぎしき)」とは、平安時代中期に醍醐天皇の命により
藤原時平らが編纂を始め、時平の死後は弟の藤原忠平が編纂に当たった
律令の施行細則」で現代では古代史研究のうえで重視されているものになります。
編纂にあたった時期が、定かではないのですが醍醐天皇の治世で菅原道真公は右大臣でした。
かつ、当時は菅原道真公より学者、漢詩人として抜きんでている大臣はいないと言われており、
(だからこそ、妬みや嫉妬があった)
私自身は、菅原道真公も編纂に関わった可能性は高いと思っています。

御祭神について

少彦名命/すくなひこなのみこと
一寸法師や恵比寿様として知られている、小柄の神様です。
医療・健康・経営・造酒の守護神で、国造りに尽力した重要な神様です。

菅原道真公/すがわらのみちざねこう
天神様として親しまれている、学問・書道の守護神

文明9年(1477年)室町時代後期に多摩川の洪水をさけ、古天神(ふるてんじん)より
現在地へ遷座された時に菅原道真公を配祀されました。

※古天神(ふるてんじん)とは現在も調布市にある古天神公園(上布田遺跡)になり、
調布駅から徒歩12分、現在の布多天神社から徒歩5分くらいでしょうか。
縄文時代、飛鳥時代、室町時代の各時代の遺跡が多く発見されています。

末社

▼布多天神社内にはいくつかの末社がありました。
・稲荷社(倉稲魂命)
・大鳥神社(日本武尊)
・金刀比羅神社(大己貴命)

▼そして
・御嶽神社(日本武尊)・祓戸神社(祓戸四柱大神)・疱瘡神社(不詳)の合殿

▼厳島神社の祠もあります。
・厳島神社(市杵島姫命)

御朱印

▼御朱印のみは受け付けておらず、御朱印帳とセットになります。
初めての経験ですが、有難いことに、御朱印を頂く際に、
こちらの御朱印に巫女さんお祓いをして下さいました。
御朱印帳と御朱印で初穂料1,500円でした。

布多天神社の御朱印

▼御朱印帳
布多天神社の御朱印帳

※御朱印帳の3頁目に布多天神社の御朱印があり、
1頁目に伊勢神宮の「内宮」2頁目に伊勢神宮の「外宮」の御朱印
頂くように空欄になっております。
また、「氏神様の御記帳も頂きますようお願い申し上げます。」という紙も一緒に頂きました。
現在では、鎮守(ちんじゅ)ともほぼ同じ意味で扱われることが多いのですが、
お住まいの氏神様を調べるのは、各都道府県の神社庁のサイトで調べるとわかり易いです。

参拝情報

参拝日:2018/07/02

ご利益

・商売繁盛
・学業成就
・家内安全
・厄除け
・無病息災
があると言われています。

調布市の「総鎮守」

神社参拝で大事なのは、ご自分に縁ある神さまがおられる
産土神社(うぶすなじんじゃ)鎮守神社(ちんじゅじんじゃ)に参拝することと言われます。
かつ日頃からも一番大切にすべき神社とも言えます。
開運の意味でも土台となる部分ですから外せないと言われており、
晴れて調布市民になられた方は、地元の方に大切にされている歴史ある神社
に参拝されてみてはいかがでしょうか。

行事・例祭日について

・例祭日:9月25日
その他、毎月25日は月例祭が斎行、他にも多くの行事や
毎月第2日曜日の午前7時~午後3時まで、骨董市が開催されているなど
地元からとっても愛されている神社です。
また、結婚式も行っているので、詳しくは公式サイトをご確認ください。
http://fudatenjin.or.jp/index.html

京王線沿線にはほかにも魅力的な神社があります。

▼府中駅に鎮座にする【大國魂神社】とても格式高い神社です。
https://www.momotoichi.site/entry/ookunitama-jinjya

▼桜上水駅に鎮座する【勝利八幡神社】スポーツ関係者も訪れ、歴史ある八幡宮。
https://www.momotoichi.site/entry/syouri-hachiman-jinjya

▼明大前駅に鎮座する【菅原神社】学問の神を祀る世田谷松原地域の鎮守社。
https://www.momotoichi.site/entry/sugawara-jinjya