神社参拝と御朱印を巡る・東京から電車の女子旅

静かなブームになっている「御朱印」。東京近郊の神社仏閣を訪ね、拝受した御朱印のご紹介と総合運、恋愛運、金運、仕事運、学業成就など、ご神徳・ご利益の情報をたくさん紹介していきます。

「出世の石段」として多くのビジネスパーソンを魅了する【愛宕神社】/東京都港区(神谷町)

愛宕神社

 こんにちは。

今回は、「出世の石段」として多くのビジネスパーソンを魅了する

愛宕神社/あたごじんじゃをご紹介します。

 

神谷町駅から徒歩5分に鎮座。京都の愛宕神社が総本社です。
六本木にほど近く山手線内では珍しく自然に形成された標高26mの山である愛宕山
愛宕グリーヒルズなどの高層ビル、タワーレジデンスの中にある自然のオアシス。

 目次

 

御由緒

家康公江戸に幕府を開くや防火の総鎮守として慶長八年(1603年)

幕命をもって社殿を建立、将軍家の祈願所とした。
参道の石段は曲垣平九郎誉れの出世石段として有名。

同神社の本地仏として別当寺の円福寺に祀ったことにはじまる。
(参考資料:東京都神社庁より)
※1:慶長八年(1603)は徳川家康征夷大将軍に就任した年です。

境内案内

 ▼神谷町駅から徒歩5分、愛宕神社の入り口にある大鳥居。正面の石段は「男坂(出世の石段)」右側に「女坂」があり、「女坂」は「男坂」よりなだらかな坂です。
俗説であると思うが仕事運もちろん出世含む祈願を兼ねての参拝のため男坂(出世の石段)」から上ることにしました。

 

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愛宕神社_大鳥居

▼大鳥居の前に狛犬

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愛宕神社_狛犬



出世の石段男坂)」斜度40℃の86段、手すりに助けてもらいながら休憩せず一気に上りました。都市伝説的なことですが、せっかく登った「出世の石段」を帰りに下ってしまうとご利益がなくなるというげん担ぎがあり、出世の石段男坂)で上り参拝し、帰りは女坂から下りました。


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愛宕神社_出世の石段(男坂



▼長い石段上ると出迎えてくれたかのように「一の鳥居」があります。ここで息と心を整えて深呼吸と会釈をして鳥居をくぐりました。

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愛宕神社_一の鳥居

▼左手に「手水舎」があります。

愛宕神社_手水舎

愛宕神社_手水舎

▼丹塗の門(神門)。「丹」と呼ばれる顔料で塗られており害虫や腐食から木材を守る実用性も兼ね備えているとのことです。
とても綺麗な朱色の神門は圧巻です。ここでもう一度気持ちを引き締めて敬虔(けいけん)な態度に。

愛宕神社の丹塗の門

愛宕神社_丹塗の門

▼茶×金のシックな色彩の社殿。しっかりと決意表明をかねてお参りいたしました。
参拝の仕方は「二礼二拍手一礼」です。

愛宕神社

愛宕神社_社殿

▼社殿の少し手前の左側に、「招き石」があります。この石をなでると福が身につくといわれており多くの参拝客になでられているのでとてもつるつるしていました。

愛宕神社の招き石

愛宕神社_招き石

▼本殿左手に「太郎坊社」祭神は猿田彦神(さるたひこのかみ)(天狗様)神出鬼没の天狗と呼ばれた神様で御神徳は交渉事を司るといわれています。

愛宕神社の太郎坊社

愛宕神社_太郎坊社

 ▼「福寿稲荷社」祭神は宇迦御魂神(うかのみたまのかみ)御神徳は五穀豊穣交通安全家内安全など

愛宕神社の福寿稲荷社

愛宕神社_福寿稲荷社

 ▼「弁財天社」祭神は市杵島姫命(いちきしまひめ)美人三姉妹の誉れ高い宗像三女神の中でも、随一の美しさと言われる神様で、金運アップ金運授与など多くの御神徳があると言われています。

 

愛宕神社の弁財天

愛宕神社_弁財天

▼「大黒天社」祭神は大國主命(おおくにぬしのみこと)御神徳は金運アップ縁結びのほか多くの御神徳があると言われています。


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愛宕神社_大黒天社

▼境内には「鯉の池」があります。ひとなつっこく口をパクパクする鯉にも出会えました。

愛宕神社の池

愛宕神社_池


▼児盤水(こばんすい)の滝は、弁財天社のすぐ近くにあり、浄化のパワースポットになっています。平安時代中期に起こった「平将門の乱」を治めるべく向かった源経基が、児盤水で水垢離をとり、神の加護を祈願し、乱を鎮めたという伝説が残っているそうです。

愛宕神社の児盤水

愛宕神社_児盤水

▼桜田烈士愛宕山遺蹟碑
安政七年(1860)3月3日、桜田門外で大老井伊直弼を暗殺(桜田門外の変)した水戸浪士たちは、この愛宕山に集合して本懐成就の祈願をしてから襲撃したと言われています。明治元年(1868)戊辰戦争の時に、江戸市中での武力衝突の緊張が高まる中、勝海舟西郷隆盛が、愛宕山頂で江戸市中を見渡したとされている。その後会談して、江戸城無血開城へ繋がったという逸話もある。

桜田烈士愛宕山遺蹟碑

桜田烈士愛宕山遺蹟碑

▼「将軍梅
三代将軍、徳川家光公(幼名:竹千代)が増上寺に参詣の折、愛宕神社の前を通りかかった時のこと、愛宕山より漂ってくる梅の馥郁たる香りに気づいた家光公は、馬で梅を手折ってくるように供に命じました。急勾配の石段にほとんどの者が怖じ気づくなか、四国丸亀藩の家臣・曲垣平九郎が騎馬にて石段を登り、手折った梅の枝を献上したのです。家光公は、平九郎を日本一の馬術名人とたたえたといいます。曲垣平九郎は下級武士で名を知られてはいなかったのですが、日々の鍛練のおかけで一日で日本一の馬術名人となりました。「出世」の道は日々の積み重ねですね。

愛宕神社の将軍梅

愛宕神社_将軍梅
愛宕神社の境内にあったほおずき
愛宕神社の境内にあるもみじ
愛宕神社の境内

▼帰りは女坂から下りました。女坂は108段です。

愛宕神社の女坂

愛宕神社の女坂

 

御祭神 

・主祭神

火産霊命/ほむすびのみこと

・配神
罔象女命(みずはのめのみこと)
大山祇命(おおやまづみのみこと)
日本武尊(やまとたけるのみこと)
将軍地蔵菩薩(しょうぐんじぞうぼさつ)
普賢大菩薩(ふげんだいぼさつ)

御朱印

初穂料:300円
受付場所:境内右手にある社務所にて
受付時間:9時~17時まで

愛宕神社の御朱印

愛宕神社御朱印

ご利益

防火、防災

出世成功

 


参拝情報

参拝日:2018/07/12

 

アクセス

鎮座地:東京都港区愛宕1-5-3
最寄駅:地下鉄日比谷線神谷町駅」 徒歩5分
    地下鉄銀座線「虎ノ門駅」 徒歩8分
    JR「新橋駅」 徒歩20分

 

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 参拝を終えて

私事ですが、退職をして次の転職活動に悩みモヤモヤとした気分。朝、神社参拝を思い立ったのですが、外は雨、予報をみたら一日雨ときどき曇りの予報。陰陽五行説では晴れが「陽」雨が「陰」と言われているので雨の日の神社参拝は良いのだろうかと・・・
拝見したサイトで「勘」に頼ってはと書かれていたので、思い切って家を出ました。鳥居をくぐりその時感じた自身の勘に任せることにしたのですが、愛宕神社に着いた時には曇り、少し晴間が見えてきました。神様から招かれているような感じがしてとても気持ちよく参拝することができました。
当日は愛宕神社明治神宮代々木八幡宮と仕事に関する神社に参拝してきました。

 

帰宅後、江戸時代の地図と現在を比較したのですが、「愛宕神社」周辺の江戸時代は仏閣が多く立ち並んでいるエリアでした。現在も青松寺天徳寺などあります。
青松寺赤穂浪士が討ち入りを果たし、泉岳寺に向かう途中で休息を取ったところでもあるそうです。天徳寺は徳川氏とは大変密接な関係があり、多くの大名家の菩提寺として徳川幕府の終幕まで栄えた。と『江戸三十三観音めぐり 心から心への旅路』に記述があるとのことです。